仏説阿弥陀仏為菩薩。求索得是二十四願。時阿闇世王太子。与五百長者迦羅越子。各持一金華蓋。倶到仏所。前為作礼仏。以頭面著仏足。皆持金華蓋。前上仏已。悉却坐一面聴経。阿闇世王太子。及五百長者子。聞阿弥陀仏二十四願。皆大歓喜踊躍。心中倶願言。令我等後作仏時。皆如阿弥陀仏。仏即知之。告諸比丘僧。是阿闍世王太子。及五百長者子。却後無数劫。皆当作仏如阿弥陀仏。仏言。是阿闍世王太子。及五百長者子。住菩薩道已来。無央数劫。皆各供養四百億仏已。今復来供養我。阿闍世王太子。及五百長者子。皆前世迦葉仏時。為我作弟子。今皆復会是共相値也。則諸比丘僧。聞仏言皆踊躍。莫不代之歓喜者

仏は、阿弥陀仏が菩薩としてこの二十四願を求めつづけ成就したことを説かれた。その時、阿闍世王の太子が五百人の迦羅越の長者の息子たちとそれぞれ一本の黄金の華蓋をもって仏のもとを訪れ、前に進んで仏を礼拝し、ひたいを仏の足をつけ(礼拝し)、みな黄金の華蓋をもって前に進んで仏に差し上げ、みな後ろに下がってかたえに坐って、教えを聞いた。 阿闍世王の太子と長者の息子たち五百人とは、阿弥陀仏の二十四願を聞いて、みな飛び上がるほど喜び、心の中で同時に願った。「私たちが将来、仏になるときは、みな阿弥陀仏のようになりますように」 仏(釈尊)はすぐに知って、比丘たちにおっしゃった。「これら阿闍世王の太子と長者の息子たち五百人とは、無数劫後にみな阿弥陀仏のような仏になるであろう 」 仏はおっしゃった。 「これら阿闍世王の太子と五百人の長者の息子たちは、菩薩道に身をおいて以来無数劫のあいだ、すでにそれぞれ四百億の仏たちを供養し、いま、さらに私を供養しに来た。阿闍世王の太子と長者の息子たち五百人は、みな過去世で、迦葉仏の時代に、私の弟子であったが、いま皆再会した。たがいにめぐりあったのだ。」 すると比丘たちは仏の話を聞いて、みな飛び上がるほど喜び、だれもが自分のことのように喜んだ。

仏説無量清浄。為菩薩求索。得是二十四願。時阿闍世王太子。与五百大長者迦羅越子。各持一金華蓋。前上仏已。悉却坐一面聴経阿闍世王太子。及五百長者子。聞無量清浄仏二十四願。皆大歓喜踊躍。心中倶願言。令我等後作仏時。皆如無量清浄仏。仏則知之。告諸比丘僧。是阿闍世王太子。及五百長者子。却後無央数劫。皆当作仏如無量清浄仏。仏言。是阿闍世王太子。五百長者子。作菩薩道已来。無央数劫。皆各供養四百億仏已。今復来供養我。是阿闍世王太子。及五百人等。皆前世迦葉仏時。為我作弟子。今皆復会是共相値也。則諸比丘僧。聞仏言皆心踊躍。莫不歓喜者。