無量寿経と法華経(一部)の諸本対照テキストを公開しました
2022年9月1日9:38 by tensho
2022年6月に無量寿経および法華経の一部について、諸本対照テキストを公開しました。
無量寿経のデータ公開に際しては、藤田宏達先生や香川孝雄先生ご遺族、辛嶋静志先生ご遺族より著作物の利用の許可をいただきました。あらためて感謝申し上げます。
上記二種のテキストでは、著作権保護期間が満了した翻訳データなどを利用しています。
研究や学習にお役立ていただければと思います。
IABS2022にてパネル発表を行いました
2022年9月1日9:07 by tensho
2022年8月に開催された国際仏教学会(IABS)の第19回学術大会(韓国 ソウル大学、オンラインハイブリッド開催)にて、科研メンバーが中心となって、パネル発表 "Expressions of the Concept of Truth in Buddhist Literature: With a Focus on ‘Dharmadhātu’"(Conveners: Jun Fujii, Tensho Miyazaki)を行いました。
発表者と題目は以下の通りです。
- Muyou Fan (Shanghai Jiao Tong University): Some Remarks on the Translations of Dharmadhātu made by Kumārajīva and Xuanzang and Their Implications [Online]
- Jakub Zamorski (Jagiellonian University): Dharmadhātu as a Modern Concept – the Case of Republican-period China
- Ernest Brewster (Iona College): “The Essence of the Two Truths is the Middle Way”: Jizang’s (549–623) Arguments against the Tiantai Doctrine of the Three Truths
- Zijie Li (Northwest University): Dhātu in Chinese translation of the Ratnagotra-vibhāga-mahāyānottaratantra-śāstra(RVMS) [Online]
- Jun Fujii (Komazawa University): The relationship between “mind” and dharmadhātu: Focus on the source of Āgama/Nikāya in the Daśabhūmika Sūtra
- Christopher Jones (University of Cambridge): Dhātu, Dharmadhātu and Universal Buddhahood
ハイブリッド開催であり、対面参加者は限られた中でしたが、各発表後には活発な議論が行われました。
日本印度学仏教学会第72回学術大会(2021年度)にてパネル発表を行いました
2022年9月1日9:01 by tensho
2021年9月に、オンライン形式で開催された日本印度学仏教学会第72回学術大会(主催:大谷大学)において、本科研メンバーが中心となって、国際パネル発表として「大乗仏典研究の遺産と展展―辛嶋先生・ザケッティ先生追悼―」(司会:宮崎展昌)を行いました。
各発表者の題目は以下の通りです。
- 庄司 史生(立正大学)「般若経写本研究の現状と課題」
- 佐々木大悟(龍谷大学)「古訳浄土経典研究の展開」
- Michael Zimmermann (Hamburg University) “On the Relation of Right Ethical Conduct and Meditative Practice in the Bodhisattvabhūmi”
- 藤井 淳(駒澤大学)「初期漢訳経典への「道家の影響」の再検討」
- Michael Radich(Heidelberg University)“A New Approach to the Corpus of Dharmarakṣa”
上記各自の発表後にはパネルディスカッションも行われ、活発な議論も交わされました。